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〒085-0245 北海道釧路市阿寒町上阿寒23-38
Tel0154-66-1117  Fax0154-66-1121
夏期(4~9月)営業時間:10:00〜17:00(入場16:30まで)
冬期(10~3月)営業時間:10:00〜16:00(入場15:30まで)
休館日:月曜日、年末年始(12/29~1/3)

現在開催中の企画展「榮松の描く摩周湖」







<企画のねらい>
今までイトウがらみの展示として、(1)オープン当時(2013年)からガラスケースに【釣り道具&釣り竿】を展示。(2)2019年4月〜7月【画家佐々木榮松のカラー魚拓展】で川の魚拓(24点)&海の魚拓(23点)を展示。(3)2019年8月〜12月【画家佐々木榮松の文学展】から、魚に関わる随筆を展示した。それぞれの展示でイトウの感想が多く、関心事であることがわかったので、今回イトウに絞って企画展を計画しました。

<佐々木榮松とイトウ展 2020年1月1日〜6月30日>では
@イトウのカラー魚拓&デッサンの展示
Aイトウ釣りの道具類の展示Bイトウに関わって佐々木榮松と出会った作家たちの展示Cイトウ釣り日記の展示(昨年10月に資料室から発見)を展示しています。
≪イトウに関わって佐々木榮松と出会った3人の作家たち≫を紹介します。

作家 檀一雄との出会い
1964(昭和39)年 51歳 7〜8月、ソビエト連邦(現ロシア)の招きで文化人の一員(第1回訪ソつり関係親善使節団<日ソ協会>全国から20名)としてシベリア、モスクワ、レニングラードなど1ヶ月釣りと観光の旅行を行った。その中に作家壇 一雄や音楽家福田蘭堂(♪笛吹童子)らがおり、中央の方々との出会いが交流の始まるきっかけとなった。帰国後翌年檀は取材のため来釧し、道東を案内した。佐々木はJTB「旅」との関わりをもち1972年2月、『旅』に挿絵が入った随筆「幻の魚・イトウ」を執筆する。その後、全国の様々な所から執筆の依頼が多くなった。

作家 開高健との出会い
1968年6月、作家開高健が釧路に佐々木を訪ね、釧路湿原で初めてイトウ釣りに挑戦する。<開高健「根釧原野でイトウ釣り」『旅』8月号、後『私の釣魚大全』に収録>
(※『私の釣魚大全』は、開高健が世界各地を転戦しながら書き記すことになる大釣行記「フィッシュ・オン」や「オーパ、オーパ!!」などの原点、出発点になった作品である。初版本のみ 口絵に21cm×40cmの開高健が釣ったイトウの魚拓(製作者佐々木榮松)が掲載されてある。現在、神奈川の茅ヶ崎開高健記念館に保存されてある。)
開高は、1968年〜1976年まで毎年のように釧路を訪れ、「困る」「拍手する」「流れる」「続流れる」「渚にて」「海の果実と風博士」などに佐々木を登場させた作品を執筆する。

漫画家 矢口高雄との出会い
1977年9月、漫画家矢口高雄が『旅』に、佐々木の案内で道東を回った随筆「根釧原野のイトウ」を執筆する(翌年11月、講談社刊『釣りキチ三平の釣れづれの記』に加筆し、「幻の魚イトウ」と題して収録)。1987年 3月、『週刊少年マガジン』に連載していた『釣りキチ三平』第13〜16集「イトウ釣り編」(講談社)が刊行され、佐々木は「鳴鶴先生」(イトウ釣りの名人・ルアーの研究家・魚拓の達人)として登場する。



美術館入場料(一般)
一般・大学生     1,000円 
シニア(65歳以上) 900円 
中学・高校生 800円 
3歳〜小学生 300円 
団体料金(20名様以上)
一般・大学生 800円
中学・高校生 500円 
3歳〜小学生      100円 
ガイド料金(要予約)
理事長ガイド(30分) 2,000円 
理事長ガイド(60分) 5,000円 

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